ベビーオイルとマッサージオイルの違いややり方・オイル紹介


ベビーオイルでベビーマッサージをしたいけど、マッサージオイルとの違いって?

ベビーオイルって、赤ちゃんだけが使うもの?
「ベビー」と付くので、ベビーオイルは赤ちゃんにだけ使うもの、と思っている方も多いかも知れません。
ベビーオイルとマッサージオイルの決定的な違いは、成分と用途にあり、肌の保湿が目的ならベビーオイル、リラックス効果を高めたい場合はマッサージオイルを選ぶと良いでしょう。
■ この記事で分かること ■
- ベビーオイルとマッサージオイルの違い
- ベビーオイルを使ったマッサージのやり方
- ベビーオイルのマッサージでベタベタが気になる場合の対処法
ぜひ赤ちゃんとご自身に合ったベビーオイルやマッサージオイルを見つけてくださいね♪
目次
ベビーオイルとマッサージオイルの違い


ベビーオイルとマッサージオイルってどう違うの?一緒じゃないのかな?
ベビーオイルとマッサージオイルの違いは、その用途と期待される効果にあります。
ベビーオイルは、ベビーマッサージのほか、子どもから大人までの乾燥肌の予防・保湿・改善に役立ち、大人のスキンケアにも活用できます。
一方、マッサージオイルは主にリラックス効果を高める目的で使われ、心身のリフレッシュに適しています。
つまり、ベビーオイルとマッサージオイルの決定的な違いは、成分と用途にあり、肌の保湿が目的ならベビーオイル、リラックス効果を高めたい場合はマッサージオイルを選ぶと良いでしょう。
詳しい成分や用途・特性は下記のとおりです。それぞれの違いも確認してみてくださいね。
ベビーオイル | マッサージオイル | |
---|---|---|
成分 | ①鉱物油:ミネラルオイル・ワセリン・パラフィン ②植物油:ホホバオイル・オリーブオイル・アーモンドオイル・アルガンオイル | ①キャリアオイル:オリーブオイル・スイートアーモンドオイルなど ②エッセンシャルオイル:ラベンダーオイル・ティートリーオイル |
用途 | ・赤ちゃんの肌の保湿 ・ベビーマッサージ ・大人のスキンケア・リップケア・メイククレンジング | ・アロママッサージ ・セルフケアマッサージ |
特性 | ・乾燥肌の予防・改善 ・子どもから大人まで幅広い年齢で使用可能 | ・肌の摩擦を軽減し、保湿 ・リラックス効果を高める |
マッサージオイルはベビーマッサージにも使えるの?
マッサージオイルはベビーマッサージにも使用可能です。ただし、成分によっては赤ちゃんの肌に刺激が強い場合もありますので、成分表示をよく確認したうえで少量試してから使うようにしましょう。
ベビーマッサージで使えるマッサージオイルには、以下のような種類があります。これらは、赤ちゃんのデリケートな肌に優しく、保湿効果が期待できますよ。
ベビーマッサージに適したマッサージオイル
- 太白ごま油
- ライスオイル(米ぬかオイル)
- ひまわりオイル
- オリーブオイル
- ホホバオイル
- スイートアーモンドオイル

添加物が少なく、香りが強くないかもチェックしてみてくださいね!
ベビーオイルを使ったベビーマッサージのやり方

ここからは、ベビーオイルを使ったベビーマッサージのやり方についてご説明します。
本格的に行いたい方は、専門家からの指導をおすすめしますが、今回は簡易的・一般的なベビーマッサージのやり方を紹介していきます。
ベビーマッサージのやり方に明確な順番は決められていませんが、赤ちゃんが刺激を受けるのに慣れている足の方から始め、声をかけてあげながら行うことが推奨されています。

児童館でもベビーマッサージを行っている場合があります。各自治体や医療機関のホームページもチェックしてみてくださいね!
ベビーマッサージとは
赤ちゃんの体に直接触れ合いながら優しくマッサージをすることで、赤ちゃんの発育促進を目的としています。
またベビーマッサージの時間は親と子のスキンシップタイムでもあり、赤ちゃんの気持ちもリラックスし、心身の発達を促す効果が期待されます。
必要なものや、やり方・ポイントをそれぞれ見ていきましょう。
準備するもの
- ベビーオイル
- タオル
- マッサージを行う場所を選ぶ
- 防水シートやビニール袋(床で行う場合)
- クッション(お父さん、お母さんの腰の負担を軽減するため)
マッサージ時のベビーオイルは、手と肌が擦れることによる摩擦を避けるために使用します。
刺激の少ない植物性オイルを使用することが望ましいとされています。

赤ちゃんがリラックスできそうな場所=喜んでいる場所を選ぶことが重要です!
マッサージを行う部位の順番は決まっていませんが、最初は普段からオムツ交換などで刺激を受けることに慣れている末端の足の方から行うのがベターです。
ベビーマッサージはいつ行ってもOK。入浴後の保湿の際に、一緒に行うと保湿とマッサージにもなって一石二鳥です。
やり方
- 足のマッサージ
- 足の付け根から足先に向かって、両手で優しくなで下ろします。
- 足の側面を挟み、左右に振って足首をほぐします。
- 足の指を一本ずつ軽く回し、爪のところを押さえます。
- お腹のマッサージ
- 手のひらをお腹に置き、時計回りに円を描くように優しくなでます。
- 力を入れ過ぎないように注意します。
- 腕のマッサージ
- 肩から手首に向かって、外側と内側をなで下ろします。
- 手のひらを上に向け、手首から指先に向かってマッサージします。
- 背中のマッサージ
- 赤ちゃんをうつぶせにして、肩甲骨からお尻に向かって優しくなで下ろします。
- 背中をポコポコと軽く叩いても良いでしょう。
- お尻のマッサージ
- お尻にハートを描くように円を描きながらマッサージします。
- 全身のマッサージ
- 肩から足首まで、全身を優しくなで下ろして終わりです。
ポイント
- 使用するベビーオイルは事前にパッチテストを行い、異常がないか確認する。
- なるべく声をかけてあげながら行う。
- 声かけにより赤ちゃんがリラックスし、安心してくれるため。
- 赤ちゃんの機嫌が悪い時には行わずに、機嫌が良いときに行う。
- オイルを人の手で温めてあげることで赤ちゃんがびっくりせずに行える。
- マッサージの強さに気をつける。
- リズミカルに声をかけながら行うと、赤ちゃんも楽しめる。
ベビーマッサージで期待される効果
ベビーマッサージにはたくさんの効果が期待でき、下記のようなメリットがあります。
■ ベビーマッサージで期待される効果 ■
- 赤ちゃんのストレス軽減、リラックス効果、睡眠の質向上
- 活発な赤ちゃんとのコミュニケーションよる親子の信頼関係構築
- 赤ちゃんの循環、消化機能の促進
- 赤ちゃんの柔軟性、筋力向上
- 赤ちゃんの些細な変化、ケガなどに早期に気づける
最も重要なことのひとつは、愛情たっぷりに赤ちゃんに触れてあげること。
日々のふれあいやマッサージは、赤ちゃんの発育、コミュニケーション、そして学習に非常に重要であることが、研究でも明らかになっているんです。
そして、ベビーオイルをつけてマッサージされた赤ちゃんの方がストレスが軽減され、ぐずつくことが少ないという効果も期待できます。
ベビーオイルのマッサージでベタベタが気になる場合


ベビーオイルでマッサージしたけれど、オイルのベタベタが気になるわ。
ベビーマッサージに限らず、オイルマッサージをしてもらったことがある人なら、施術後のオイルのベタベタが気になったという経験があるのではないでしょうか?
マッサージ後のベタベタが気になる場合は、乾いたタオルやホットタオル(蒸しタオル)を使う・ベタベタしにくいベビーオイルを選ぶようにすると良いでしょう。
乾いたタオルやホットタオル(蒸しタオル)を使う
ベビーマッサージの後のベタベタが気になる場合は、赤ちゃんをタオルでくるみ、ベビーオイルを拭き取ってあげましょう。
ホットタオル(蒸しタオル)を作るには、おしぼりや薄手のフェイスタオルを濡らして軽く絞り、電子レンジで約1分温めます。
小さめのタオルだとすぐに冷めてしまうので、普通のフェイスタオルを折り畳んで使うと良いでしょう。
ベタベタしにくいベビーオイルを選ぶ
ベビーオイルを選ぶ際はベタベタしにくいオイルを選ぶことも重要です。
数あるベビーオイルでもベタベタしにくいと評判のものは下記のベビーオイルがあります。

出産祝いなどのプレゼントにもおすすめです!

無印良品のホホバオイルもおすすめ!
ベビーオイルと名前がつくオイル以外で、無印良品のマッサージオイルもおすすめです。無印良品なら店舗数も多く、近くで手に入る、という方もおおいのではないでしょうか。
■ 無印良品のホホバオイルとは ■
無印良品のホホバオイルは、ホホバの種子から搾った天然のオイルです。
ホホバオイルの使用感は肌馴染みがよく、さらっとしており、保湿やマッサージ、頭皮のお手入れなどに使用できます。
無香料、無着色であり、アレルギーテスト済みの商品で、価格は一番小さい50mlで890円(2025年2月現在)と比較的低価格なのも魅力です。
肌の水分バランスを整え、乾燥を防ぎ、肌荒れから肌を守ってくれる強い味方です。

ホホバオイル以外にスイートアーモンドオイルやオリーブオイルなどのマッサージオイルもありますよ!
そして、無印良品のホホバオイルは赤ちゃんの様々なシチュエーションで使用できるんです。
- 入浴後
入浴後に肌が乾燥していないうちに、保湿し手あげましょう。ホホバオイルを手に馴染ませて、薄く赤ちゃんの全身に塗っていきましょう。
ホホバオイルはさらっとしているため、ベタつきもあまり気になりません。保湿をし、赤ちゃんの肌を守りましう。
- おむつ替え
おむつを替えた後に、お尻のかぶれを防止するためにも使用できます。入浴後の使用方法と同様に、手に馴染ませて、お尻に塗っていきましょう。
- 注意点
どのオイルを使用する前でも、必ずパッチテストは行いましょう。腕や足の一部分に少しだけオイルを塗り、数時間様子を見ましょう。
かぶれたり赤くなっていなければ、使用して問題ありません。
まとめ

- ベビーオイルとマッサージオイルの決定的な違いは、成分と用途にあり、肌の保湿が目的ならベビーオイル、リラックス効果を高めたい場合はマッサージオイルを選ぶと良い
- ベビーマッサージのやり方に明確な順番は決められていないが、赤ちゃんが刺激を受けるのに慣れている足の方から始め、声をかけてあげながら行うと良い
- マッサージ後のベタベタが気になる場合は、乾いたタオルやホットタオル(蒸しタオル)を使う・ベタつきにくいベビーオイルを選ぶようにする
ベビーオイルとマッサージオイルの違いを理解し、目的に応じて適切なものを選ぶことで、より快適なスキンケアやマッサージが可能になります。
ベビーオイルはマッサージ以外でも使用用途が多い点でも違いがあるでしょう。赤ちゃんだけでなく、ご自身の保湿やケアにも活用してみてくださいね。
ベビーマッサージは赤ちゃんとの重要なコミュニケーションの一つです。正しい知識をつけ、赤ちゃんとの絆を育み、楽しく子育てをしていきましょう。
