布ナプキンの効果とデメリットや作り方と持ち帰り方!この使い方ならやめた方でもトライできる

今、健康や環境を考える女性の間で、布ナプキンが注目されています。このような悩みや思いを持っていませんか?

  • 生理痛がひどくてつらい
  • デリケートゾーンのかゆみやニオイが気になる
  • 月経中に体の「冷え」を感じやすい
  • 自分にできる環境にやさしいことはないかな?

私も3年前までは、このような悩みを感じていましたが、布ナプキンを使うことで、悩みが解消し、今では、布ナプキンが手放せなくなりました!

この記事では、布ナプキンの使い方だけでなく、布ナプキンの洗い方やメリット、作り方、種類なども簡単に説明していきます。

この記事を読めば、血が漏れたり、汚れが落ちなくて困ったりすることなく、快適な布ナプキンライフを送ることができるはずです。

生理の日でも、あなたらしく心地良く過ごせますように。

布ナプキンの使い方に関するお悩みに回答

私が布ナプキンを使うきっかけとなったのは、「手作り布ナプキン講座」に参加したこと。

先生いわく、近くにスーパーなどが少ない農村地域では、布ナプキンが主流だとか!

その時出会った、講師&農家の先生の方に、布ナプキンの使い方に関する次のような質問や悩みに回答してもらいましたので、お伝えします。

質問や悩み
  • 外出時、汚れた布ナプキンはどうするの?
  • 血が漏れないか心配…
  • 布ナプキンがズレないか不安
  • 汚れはきれいに落ちるの?

先生に回答いただいた内容を、一つずつお伝えしますね。

外出時、汚れた布ナプキンはどうするの?

布ナプキンも、市販の紙ナプキンと同じようにポーチなどに入れて持ち運びします。

使い捨てではないので、使ったあとの布ナプキンも入れられるよう、少し大きめのポーチにするといいでしょう。

そして、汚れた布ナプキンは、ジップロックやビニール袋、おむつ用の防臭袋などに入れて、持ち帰ります。

帰宅したら、洗濯洗剤を入れたお湯や水などにつけておきます。一晩おいて洗うと、手間が省けますよ♪詳しい洗い方については、後ほどお伝えします。

ホルダー+パッドタイプであれば、パッド部分のみを外出先で交換すれば良いので、便利です。

血が漏れないか心配…

布ナプキンをはじめて使う時、布だけで経血を吸収してくれるか不安になるかもしれません。

また、激しいスポーツをする時や月経量の多い1〜2日目も心配ですよね。

そんな時は、無理に布ナプキンを使うのではなく、使い捨てナプキンの上に、パッドや布ナプキンを重ねる方法もアリです。パッドは、布ナプキンと同様、洗って繰り返し使いましょう。

もし、パッドを洗うことに抵抗がある方は、ハギレや古着を切ったものを使ってもOK。使った後は、洗わずに、燃えるゴミとして捨てても良いので、気楽に使えます。

月経量の少ない日やお休みの日に、布ナプキンを試すのも良いでしょう。

布ナプキンがズレないか不安

ナイロン系のショーツ(下着)だと、すべりやすいため、綿 100%のものをおすすめします。

綿100%のショーツは、綿100%の布ナプキンと相性抜群!

摩擦によって、ズレにくくなります。

汚れはきれいに落ちるの?

布ナプキンの洗い方については、次で解説しますね!私は、布ナプキン歴3年目ですが、毎回汚れはきれいに落ちています。

布ナプキンの洗い方

経血の多い時ほど、バケツに洗濯洗剤と水を入れて、一晩つけておくだけで、たいていの汚れは落ちます。

しかし、生理の5、6日目の経血は、落ちにくいのも確かです。そんな時は、次の手順で洗うと良いですよ!

  1. 重曹と熱めのお湯をバケツに入れて、2時間〜一晩つけおきする
  2. 洗濯機で一緒に洗うか、中の経血を押し出すように手洗いする
    ※ゴシゴシ洗うと生地が傷むので、汚れがひどい時は、その部分を優しくもみ洗いする

布ナプキンを洗う時は、熱いお湯を使うと汚れが落ちないので注意しましょう。

血液にはタンパク質が含まれるため、お湯を使うと固まってしまうからです。必ず、水かぬるま湯を使って洗ってください。

※洗濯洗剤は、合成洗剤ではなく、「植物由来のもの」や「無添加のもの」を選ぶとさらに良いです!

エシカルな洗濯洗剤の選び方やおすすめが知りたい方は、こちらの記事にまとめていますので、ご覧ください♪

布ナプキンを使うメリット

生理痛や生理不順、子宮内膜症などの症状を訴える女性が増えていますが、その原因の一つとして、使い捨てナプキンの使用が挙げられます。

女性の性器などの粘膜は、二の腕の内側の約43倍の経皮吸収をすると言われているんです!

使い捨ての紙ナプキン布ナプキン
原材料基本的に、石油化学物質綿100%
※血液を固めるために、冷却ジェルと同じ、高分子吸収ポリマーを使用
※石油系化学物質と経血が化学反応をおこし、独特なニオイが発生すると言われている
メリット・使い終わったら捨てられる
・安価で手に入る
・漏れにくくて安心
・大量の血を吸収する
・環境にやさしい
・お肌や体に良い
・デリケートゾーンの悩みを軽減
・生理痛や冷え症に効果的
・長期的に見るとコスパが良い
デメリット・環境に良くない
・ニオイのもととなる
・膣(ちつ)や体全体を冷やす
・長期的に見るとコスパが悪い
・ズレないか、漏れないか心配
・手洗いしないといけない
・外出時、汚れたナプキンを持って帰らないといけない

使い捨ての紙ナプキンに含まれる、高分子吸収ポリマーが、膣(ちつ)や体全体を冷やしてしまうと言われています。体が冷えると、血液循環も悪くなってしまいますよね。

大切な自分の体をいたわる意味でも、布ナプキンはとても良い選択なのですよ。

近年、布ナプキンが注目される理由は、主に次の3つです。

  • デリケートゾーンの悩みを軽減
  • 生理痛や冷え症に効果的
  • 環境にやさしくエコ

これらに加えて、手作りにすることで、素材やデザインを自分で選べるというメリットも。

最初私は、おりものの時や少量の血の時だけ使用していました。

慣れてきたら、徐々に使う頻度を増やしましたよ♪

最初から全てを布ナプキンへ移行するのは、ハードルが高いと思います。

慣れるまでは、紙ナプキンと併用し、自分の心地良いところから始めてみるのがおすすめです。

簡単に手作りすることもできますが、市販のものを使用したい場合は、私がリアルバイした、「Re-Organic」の布ナプキンがおすすめ。

もちろん綿100%で、触れる生地が柔らかいのが特徴。つけていることを忘れてしまいます!

布ナプキンが注目される理由を1つずつ解説していきます。

デリケートゾーンの悩みを軽減

デリケートゾーンのかゆみやニオイは、デリケートゾーンに触れる部分との相性が合わないことが原因の一つ。

市販の紙ナプキンは普段のショーツとは素材がちがうので、どうしてもデリケートゾーンに合わなかったり、お肌の表面がこすれて荒れてしまったりします。

生理中のニオイが気になる方も多いでしょう。市販の紙ナプキンの吸収体に使われている石油系化学物質と経血が化学反応をおこすと、独特なニオイが発生すると言われています。

「市販の紙ナプキンをやめて、布ナプキンに変えたら、生理中のニオイが気にならなくなった!」と感じる方もいます。私もそのうちの一人。

布ナプキンが、デリケートゾーンの悩みを軽減してくれる理由は、次のとおりです。

  • 綿100%なので、お肌にやさしいつけ心地
  • 石油系化学物質を使っていないため、独特なニオイが発生しにくくなる
  • 通気性がよく、経血は吸収しますが、余分な水分や水蒸気は逃がしてくれる
  • かゆみやニオイのもととなる雑菌が繁殖するのを抑える

生理痛や冷え症に効果的

月経前から月経中は、子宮から子宮内膜がはがれると同時に、基礎体温が下がり血行も悪くなります。

生理痛がある方や冷え症の方は特に、月経中に体の「冷え」を感じやすいのではないでしょうか?

生理痛や冷え症には、体の「冷え」が禁物です。市販の紙ナプキンは経血を吸収するところが冷却シートと同じ素材でできています。

そのため、体にあてていると、ナプキン自体が冷たくなり、体を冷やしてしまいます。しかし、布ナプキンは吸収する生地がコットン100%なので体が冷えません。

体にやさしいオーガニックコットンの布ナプキンを使えば、体の「冷え」を予防して、つらい生理痛や冷え症を緩和しする効果が期待できます。

環境に優しくエコ

市販の紙ナプキンは、数百円で買えますが、毎月使うと、年間数千円のコストがかかります。

布ナプキンも材料のコストはかかりますが、一度作ってしまえば、数年単位で使えます。私の講師の方は、15年も使い続けているとおっしゃっていました!

布ナプキンは長期的に考えるとコスパがよく、お財布にもやさしいのです。そして、布ナプキンは洗って繰り返し使えるので、ゴミも減ります。

特に、手作りの布ナプキンならオーガニックコットンを選んで使うことで、地球環境にも優しく、愛着もわくのでおすすめです。

使わなくなったコットン100%のTシャツや肌着は、布ナプキンの吸収する生地にリサイクルできますよ。

布ナプキンは繰り返し使えるので経済的にお得で、ゴミも減らせます。手作りなら、使わなくなった服布やをリサイクルでき、地球環境にもやさしいエコアイテムです。

素材やデザインを自分で選べる

手作りの良さは自分自身で使う素材を選び、デザインできること。

デリケートゾーンのお肌に直接ふれるところにはオーガニックコットンの生地を使ってお肌にやさしい布ナプキンを作りましょう。

経血の多い日や軽い日、パンティーライナー用とサイズやデザインを分けて作ると使いやすいです。

自分好みの色やデザインで作った布ナプキンを使って、ゆううつな生理の日も、ちょっと楽しみな日にしませんか?

布ナプキンの作り方

私は布ナプキン歴3年目。

手作りすると、自分が気に入ったデザインのものを一生使えて、愛着が湧きます♪

布ナプキンを手作りするって、ハードルが高いと思っていませんか?しかし、家にミシンや本格的な手芸道具がない私でも、簡単に手作りすることができました。

この記事を書く前に、「布ナプキン作り講座」にも参加し、効率的な作り方をマスターしてきたので、ご安心くださいね♪

布ナプキンは、「ハサミ・針・糸・型紙・生地」だけでシンプルに作ることができます。

材料

手作り布ナプキンを作るには、次の材料を準備しましょう。

必ず必要な材料
  • 布を切るためのハサミ
  • 肌に触れる生地
あれば便利な材料
  • 型紙
  • 吸収する生地
  • 防水生地
  • 外側の生地
  • ボタンをつける場合は、スナップボタン(一体型タイプ・ホルダータイプ)
  • ホルダータイプの場合は、綿テープ

オーガニックコットンを使った布ナプキンを手作りする際に必要な、それぞれの材料について解説します。

  • 肌に触れる生地

直接お肌に触れる部分です。吸水性が高くデリケートゾーンのお肌にやさしいオーガニックコットン100%の生地を選びましょう。

  • 吸収する生地

水分を吸収するための生地です。おりもの用を作る場合は、なくてもOKですよ。

生地はコットン100%のものを使ってください。月経量の多い日は厚めに、月経量の少ない日やパンティーライナーなら1枚はさめばOK。

  • 防水生地

ショーツや服に経血がしみ出るのを防ぐための生地です。水分はモレず湿気や水蒸気は逃がしてくれる透湿防水布(とうしつぼうすいふ)がおすすめです。

  • 外側の生地

布ナプキンの外側の生地です。外から見える部分に使うのでお好みの色やデザインの生地を使って作りましょう。自分好みの生地で作れるのもハンドメイドならではです。

私は、とことんエコな布ナプキンにしたくて、いらなくなった布や古着をリメイクして、外側の生地として使いました!

  • スナップボタン

スナップボタンは一体型タイプとポルダータイプの布ナプキンに使うと便利です。

布ナプキンショーツからずれないようスナップボタンでとめます。金属アレルギーの方はプラスチックのスナップボタンを使いましょう。

  • 綿テープ

綿テープはホルダータイプの布ナプキンに使います。ホルダーに綿テープをつけて、吸収する生地をはさめるようにします。

テープの幅がありすぎると経血がついた時に、濡れた感じがして不快になるので、1センチ幅の綿テープをホルダーの前と後につけましょう。

私は、綿テープをつけました!手洗いをして、干す際に便利でしたよ〜!

作り方の手順

布ナプキン(一体型)の作り方は、こちらのサイトがわかりやすかったので、ご覧ください。

型紙について

布ナプキン(ホルダー型・一体型)の型紙は、こちらから無料でダウンロードできます(※ぬいしろなしバージョン)。

他の型紙であれば、インターネットで調べると、無料でダウンロードできるものがいくつかあるので、好きなタイプを探してみてくださいね。

ダウンロードするのが面倒であれば、家にある紙ナプキンを型紙代わりに使っても良いでしょう。

型紙にぬいしろがあるか確認し、なければ、一回り大きめに全ての生地をカットしてください。

ミシンがあると早いですが、ミシンがなければ手縫いでも作れますので、ぜひオーガニックコットン生地を使った布ナプキンを作ってみましょう!

0から手作りすることに抵抗がある方は、私のように、「布ナプキン手作り講座」に参加したり、手縫いキットを購入したりするのも良いですね♪

生理用ナプキンの種類

生理用布ナプキンには大きく分けて、次にあげる3つの種類があります。

  • 一体型タイプ
  • プレーンタイプ
  • ホルダー+パッドタイプ

それぞれの生理用布ナプキンの特徴を解説します。

  • 一体型タイプ

一体型タイプは市販の羽根つき紙ナプキンと同じ形の布ナプキンです。スナップボタンでとめてショーツに装着して使います。一体型タイプはそれ1枚で使えます。

  • プレーンタイプ

プレーンタイプはハンカチのような四角い布ナプキンです。

折りたたんでショーツの上にのせて使います。3つ折りにして使うのが一般的。

シンプルな形なので月経量に合わせて重ねたり、ホルダータイプの布ナプキンと組み合わせたりできます。

  • ホルダー+パッドタイプ

ホルダータイプはショーツにとめて使うホルダーと経血を吸収する生地(パッド)に分かれている布ナプキンです。汚れたら吸収する生地を取りかえて使います。

ホルダータイプは、パッドとの組み合わせ次第で、いつでも使える万能型とも言えるでしょう。

布ナプキンとは

布ナプキンとは、布で作られたナプキンのことです。市販の生理用ナプキンと同じようにショーツにあてて使います。

布でできているので普段のショーツのように通気性がよく、紙で作られた生理用ナプキンに比べお肌にやさしいのが特徴。洗って繰り返し使えるので地球にもやさしいエコアイテムです。

オーガニックコットンとは

オーガニックコットンとは、厳格なルールのもと禁止されている農薬や化学肥料を使わずに綿花を栽培、加工されて作られたコットンのことです。

デリケートなお肌にも、地球にとってもやさしいのがオーガニックコットンです。

まとめ

  • 布ナプキンに関して、「外出時、汚れた布ナプキンはどうするの?」「血が漏れないか心配…」「布ナプキンがズレないか不安」「汚れはきれいに落ちるの?」などの質問や悩みに回答
  • バケツに洗濯洗剤と水を入れて、一晩つけておくだけで、たいていの汚れは落ちる
  • 布ナプキンは、「膣(ちつ)や体にやさしい」「生理痛や冷えの緩和」「エコ」などのメリットがある
  • 布ナプキンは、「ハサミ・針・糸・型紙・生地」だけで簡単に作ることができる
  • 布ナプキンには、一体型タイプ、プレーンタイプ、ホルダータイプがある

平安時代に生まれたとされている布ナプキン。

時代に逆行して、今まさにブームとは、面白いですね!

この記事では、布ナプキンの使い方だけでなく、布ナプキンの洗い方やメリット、作り方、種類なども簡単に説明しました。

この記事を読んだあなたが、快適な布ナプキンライフを送ることを願っています。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA