離乳食の卵の進め方をご紹介!初めての卵に挑戦しよう!

子育て

そろそろ離乳食が始まるけど、卵を使った離乳食の進め方がわからない…。

そもそも、卵を与えても大丈夫なの?

初めての離乳食の場合、疑問や不安がたくさんあると思います。

特に卵は、食物アレルギーの原因になりやすい食べ物でもあるので、進め方には十分注意しましょう。

卵を初めて与える際には、「卵黄→卵白→全卵」の順で進めることが大切です。

まずは1日1回、少量の卵黄からはじめ、成長とともに量を増やしていくことで、最終的には卵焼きやオムレツなどの卵料理が食べられるようになります。

離乳食の初期、中期、後期、完了期と、時期によって卵の量や固さなどの進め方が異なります。

順番を守り、時期に合わせた進め方で始めてください。ただ、赤ちゃんの成長には個人差があるので個々のペースで進めましょう。

離乳食の卵の進め方

「離乳食の卵の進め方はどうするのか」「アレルギーが心配で取り入れるのが不安」など、戸惑っているママさんやパパさんも多いのではないでしょうか?

離乳食の卵についてきちんと理解をして、正しく取り入れれば何も問題はありません!

タンパク質やビタミン、ミネラル、鉄分などが含まれる栄養価が高い卵は、離乳食で積極的に活用しましょう。

離乳食の卵は、「卵黄→卵白→全卵」の順で進めることが大切です。

アレルギーの原因になる物質(アレルゲン)は、卵白に多く含まれます。そのため、まずは卵黄から始めるようにしましょう。

卵黄が問題なく食べられるようになれば、卵白へ。卵白も食べられるようになったら卵黄と卵白を混ぜたものに挑戦してみましょう。

初期、中期、後期、完了期と時期によって卵白がOKになったり、量や固さが変わったり、だんだんと変化していきます。

各時期に合わせた進め方で、離乳食に卵を取り入れるようにしてくださいね!

また、離乳食中期や後期に進む際の、赤ちゃんのサインのことや、卵以外の食材の情報などをまとめた記事はこちらです。

初期〜完了期の離乳食について、この記事をチェックし、ぜひ参考にしてみてください。

次に、初期、中期、後期、完了期に分けて詳しく説明していきます!その前に、注意点を確認しておきましょう!

まずは注意点を抑えよう!

離乳食で卵を始める際に、注意してほしいことや気をつけるべきことがあります。

3つの注意点を紹介しますので、しっかり抑えておくようにしてくださいね。

注意点 その1

食物アレルギーの原因になりやすい食材です。初めて卵を食べる時は、少量からスタートしてください。

食べたあと、じんましんや下痢・おう吐などのアレルギー反応が出ていないか様子を見ましょう。

何かあった時すぐに対応できるように、平日の午前中に食べさせるようにしたり、病院を確認したりしておいてください。

注意点 その2

卵は生や半熟ではなく、完全に火を通した状態にしましょう。

十分に加熱することで、アレルギー症状を出にくくしたり、食中毒を防いだりすることができます。

注意点 その3

市販の食品を使用する時は、しっかりと確認をしてから食べさせるようにしましょう。

離乳食を食べている赤ちゃん向けのお菓子などがありますが、卵を使用しているものもあります。

「まだ卵黄しか食べていないのに、全卵を使用したお菓子を食べてしまった」なんてことがないように、気をつけてください。

離乳食を始めるタイミング

離乳食を始めるタイミングって、難しいですよね。

私は、一人目の時は張り切って5ヶ月になってすぐから始めましたが、中々食べてくれませんでした。

二人目の時は、次に紹介する目安をもとに、6ヶ月を過ぎたあたりから始め、どの食材も食べてくれて、スムーズに進めることができました!

もちろん、個人差はあると思うので、一概には言えませんが、一つの目安として参考にしていただけると嬉しいです♪

  • 首が座り始める5〜6ヶ月
  • よだれがたくさん出ている
  • スプーンを近づけると、顔を前に出し、口を開けて食べようとする

次に、初期(5〜6ヶ月)、中期(7〜8ヶ月)、後期(9〜11ヶ月)、完了期(12〜18ヶ月)の段階に応じた、卵の進め方を紹介していきますね。

初期(5〜6ヶ月)

初期は、卵を20分ほど固ゆでした卵黄からスタートしていきましょう。

卵黄をすりつぶして、水分でトロトロの状態にします。

耳かき1杯分から始め、慣れてきたら少しづつ量を増やし、離乳食用スプーン1杯分に挑戦です。

卵黄だけで食べられない時は、やわらかいおかゆと混ぜるなどの工夫をしてみてください。

まずは、1食で卵黄1個が食べられることを目標に進めていきましょう!

中期(7〜8ヶ月)

食に興味を持ち始めれば、中期(7〜8ヶ月)の離乳食へ進みましょう。この時期から、離乳食は1日2回になります。

中期になると、卵白も食べられるようになりますよ。卵黄1個が食べられるようになれば、卵白にチャレンジ!

進め方は卵黄と同様、固ゆでで耳かき1杯分から始めていきます。

卵白が食べられるようになったら、卵黄と卵白を混ぜて細かくつぶし、ジャム状にして食べさせてみましょう。

卵黄は1個、全卵が1/3個が食べられることを目標に進めていきましょう!

後期(9〜11ヶ月)

手づかみ食べをするようになれば、後期(9〜11ヶ月)の離乳食へ。離乳食は1日3回で、大人の食事へと近づきますよ。

後期になると、全卵でOKなので、食べられるものの幅が少し広がります。

ゆで卵は、食べやすいように軽くつぶしたり、5mmほどの大きさに刻んだりしてください。

また、かきたまスープを取り入れるなどの工夫をしてみてくださいね。

全卵1/2個を食べられることを目標に進めていきましょう!

完了期(12〜18ヶ月)

いよいよ離乳食も終わりに近づいてきましたね。完了期は、1日3回に加えて間食も取り入れるようになります。

完了期には、卵黄と卵白を1cmくらいの大きさに刻んで食べさせましょう。

また、完了期は卵料理が食べられるようになりますよ。炒り卵やだし巻き卵などがおすすめです。

フレンチトーストやオムレツサンドイッチも食べられるので、間食にぜひ取り入れてみてくださいね。

全卵1/2〜2/3個を食べられることを目標に進めていきましょう!

離乳食の卵の茹で時間は?

栄養価が高くて美味しい卵は、積極的に食べてほしい食材ですが、離乳食時の卵の茹で時間には十分気をつけてください。

離乳食の卵は、15〜20分と長めに茹でてしっかり火を通すことが大切です!

最初の注意点でも述べたように、生や半熟は危険です。卵黄でも卵白でも十分に火が通っているか確認してください。

少しの茹で時間の違いで、良くも悪くも赤ちゃんに大きく影響します。せっかくなら、安心して美味しく食べてもらえるようにしましょう。

それでは離乳食の卵の茹で時間と、調理のポイントも卵黄と卵白に分けて説明していきます。しっかり覚えておきましょう!

卵黄

卵はまず、卵黄からスタートしましょう。15〜20分ほど茹で、固ゆで卵を作ります。

通常ゆで卵は、熱をとって、扱いやすい温度まで放置しますが、離乳食のときは放置してはいけません。

そのまま置いておくと、卵白のアレルギー成分が卵黄に移る可能性があるからです。水で冷ましながら、すぐに卵黄と卵白をわけましょう。

卵黄は丁寧に裏ごしをしたり、すりつぶしたり、食べやすく飲み込みやすいやわらかさにします。

出汁やおかゆ、すりつぶした野菜などと混ぜてトロトロとした状態にするのもおすすめですよ。

卵黄は余ったら冷凍してもOK!卵白は大人の食事に取り入れて、無駄なく使用してください。

卵白

卵黄1個が食べられるようになったら卵白のスタートです。卵白も卵黄と同様、15〜20分ほど茹で、固ゆで卵を作ります。

粗熱を取ったら、水で冷ましながら、すぐに卵黄と卵白をわけてくださいね。

卵白は、軽くすりつぶしたり、包丁で細かく刻んだり(5〜7mm)してみましょう。

卵白が食べられる中期は、ある程度飲み込み力がついていますが、食べにくい場合はおかゆやお味噌汁に混ぜてみてください!

卵白は冷凍には向いていません。余った場合は、大人が食べるようにしてくださいね。

離乳食におすすめの卵レシピ

最後に、離乳食の卵を使ったおすすめレシピを4つご紹介します。

離乳食の卵を使ったおすすめレシピは「卵黄の茶碗蒸し」「じゃがいもの卵黄和え」「ツナ入り卵焼き」「簡単親子丼」です。

初期、中期、後期、完了期に分け、それぞれ1品をピックアップしています。

離乳食で卵を食べさせる時、いつもゆで卵ばかりだと飽きてきたり、栄養が足りなかったり…。

どのレシピもとっても簡単なものなので、さっそく試してみてくださいね。

ちなみに私の母は、簡単で食べやすいお味噌汁をよく作っていたとか!

卵もお味噌汁に入れたら食べてくれたそうですよ。

卵黄の茶碗蒸し(初期)

初期におすすめしたいのは、卵黄の茶碗蒸しです!ゆで卵ばかりで飽きてきたとき、ひと手間加えて茶碗蒸しにしてみては?

材料(1人分)

卵(卵黄):1個
出汁:150cc

作り方
  1. ボウルに卵と出汁を合わせて混ぜる
  2. 耐熱容器に1を流し込み、アルミホイルで蓋をする
  3. 蒸し器、もしくはフライパンや鍋に水を張り、その中へ入れる
  4. 火をつけて蒸し加減を確認し、竹串につかなくなるまでしっかり火が通れば完成

じゃがいもの黄身和え(中期)

中期におすすめしたいのは、じゃがいもの黄身和えです!じゃがいもを使用しているので、主食としても副菜としてもでもOK。

材料(1人分)

じゃがいも:20g
卵(卵黄):10g
ヨーグルト(無糖):小さじ1

作り方
  1. じゃがいもは皮をむいて水にさらし、アク抜きをする
  2. じゃがいも柔らかくなるまで茹で、しっかりつぶす
  3. 固ゆでした卵黄をつぶして、ヨーグルトと和える
  4. 1と2を和えたら完成

ツナ入り卵焼き(後期)

食べられる食品が増えてくる後期には、ツナ入り卵焼きがおすすめです!無添加で、脂分の少ない、ツナの水煮缶を使用するとさらに良いでしょう。

7ヶ月の息子にも食べさせている、おすすめのツナ缶はこちらです。

大人が食べても美味しく、一度食べるとこれ以外買えなくなりました!

材料(1人分)

卵:1個
ツナ水煮缶:1/2缶
サラダ油:適量

作り方
  1. ボウルに卵を割り入れ、かき混ぜ、ツナを入れさらに混ぜる
  2. フライパンにサラダ油を引き、1を流し込む
  3. 一口大に切り、粗熱を取ったら完成!

茹でた野菜などを加えると、卵焼きだけで栄養満点・満足感たっぷりの1品が出来上がりますよ♪

茹でた野菜は、初期であれば、ミキサーなどを使ってトロトロにするのがおすすめです。

簡単親子丼(完了期)

完了期におすすめしたいのは、簡単親子丼です!何でも食べられるようになった完了期、家族みんなで食事を楽しみましょう。

材料(2人分)

ささみ:20g
玉ねぎ:10g
卵(全卵):1個
醤油:小さじ2
砂糖、料理酒、和風だし:小さじ1
水:100g

作り方
  1. 玉ねぎを一口大の大きさに切り、醤油、料理酒、砂糖、和風だし、水で柔らかくなるまで煮る
  2. ささみをほぐして1に入れたら、しばらく煮る
  3. 卵でとじる
  4. ご飯にかけて完成!

まとめ

  • 離乳食の卵は、「卵黄→卵白→全卵」の順で進める
  • 離乳食の卵は、15〜20分と長めに茹でてしっかり火を通すことが大切
  • 離乳食の卵を使ったおすすめレシピは「卵黄の茶碗蒸し」「じゃがいもの卵黄和え」「ツナ入り卵焼き」「簡単親子丼」

離乳食の卵の進め方や、卵の茹で時間をご紹介してきました。

食べられるものが増えることは、ママさんやパパさんにとってうれしいことですよね!

離乳食で卵が食べられると、摂れる栄養も食事のバリエーションも増えていきます。

とても良い食品ですが、危険な点もあります。食べる順番や茹で時間など、丁寧な進め方を心がけるようにしましょう。

今回紹介した進め方は目安になります。それぞれ成長には個人差があるので、無理はせず、赤ちゃんの様子を見ながら進めてくださいね。

赤ちゃんの成長はあっという間です。離乳食の期間は大変なこともありますが、ぜひ楽しむようにしてください!

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