初めての子育て。いよいよ始まる離乳食に楽しみな気持ちもありつつ、不安や心配もあることでしょう。
「どんなふうに進めたらいいの?」「何をどのくらいがいい?」「いつから?目安は?」
離乳食の始め方や進め方、気をつけることなど、疑問もたくさんあると思います。
離乳食の進め方は、初期(5〜6ヶ月)・中期(7〜8ヶ月)・後期(9〜11ヶ月)・完了期(12〜18ヶ月)の4つの時期によって変えるようにしましょう。
この記事では、少しでもママさんパパさん達の力になれるように、初期・中期・後期・完了期それぞれの進め方や、離乳食の注意点などを紹介していきます。
子どもも、大人と同じように、食べたくない気分の時やお腹が空かない時はあります。
お子さんが食べないからと言って、気負わず、無理せず、お子さんと楽しみながらゆっくりと離乳食を始めていきましょうね♪
離乳食の進め方
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離乳食は食べる練習をする時期です。食べることに慣れたり、楽しんだりすることが最も大切。
「食べさせなくては!」と、顔がこわくなっていると、逆効果なので、注意です(笑)
ただ、それだけでは、どうやって進めていくのかわかりませんよね。この記事では、段階ごとに詳しく説明していくので、安心してくださいね。
離乳食の進め方は、初期(5〜6ヶ月)・中期(7〜8ヶ月)・後期(9〜11ヶ月)・完了期(12〜18ヶ月)の4つの時期によって変えるようにしましょう。
離乳食の進め方は時期によって異なります。成長する赤ちゃんに合わせて進めるようにしてください。
記事の後半では、各時期の離乳食の進め方を詳しく説明しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
まずは、4つの時期の進め方のポイントをそれぞれ簡単にまとめています。離乳食がどんなふうに進んでいくのかのぞいてみましょう!
- 初期は飲み込む練習の時期なので、たくさん食べられなくてOK
- 様子を見つつ1日1回1さじから始める
- 食品はなめらかになるまですりつぶした状態にする
- 授乳と離乳食の時間を決めて、リズムを作る
- 1日2回にして、食べることに慣れさせたり、食事のリズムをつけたりする
- 食品を増やして、新しい味に挑戦する
- 栄養をしっかり摂れるようにバランスを意識する
- 2回目の食事も1回目と同じ量にする
- 1日3回になるので、一緒に食事をして食べる楽しさを伝える
- 味覚が発達してくるので、味付けに工夫をする
- 不足しやすい鉄を補う食品を取り入れる
- やわらかい食品を角切りにして、かじる練習
- 1日3回+間食で、食事から栄養を摂ることをメインとする
- 大人と同じ食事をしてもいいが、味付けに注意する
- 食品は歯茎でつぶしたり噛めたりする固さにする
- 自分で食べる食事へ移行する時期で、手づかみ食べが増える
離乳食はいつから始める?
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「離乳食はいつから始めるのがいいの?」「みんないつからスタートしたの?」と離乳食のタイミングに悩みますよね。
離乳食を始める目安としては、首が座りはじめる生後5〜6ヶ月と言われています。
また、離乳食を始めるサインとして以下のようなものがありますよ。
- 首がしっかり座るようになった
- 食べ物や周りの人たちが食べている様子に興味を持つようになった
- よだれがよく出る
- 口に指やスプーンを入れても押し出そうとしない
- 授乳のリズムが安定してきた
いつから始めるか悩んだ時は、赤ちゃんをよく観察して、このようなサインが出ていないか見てみてください。
ただ、成長にはそれぞれ個人差があるので、焦らないようにしましょう。
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心配な場合は、保健センターの管理栄養士や保健師に相談してくださいね。
次に、離乳食の進め方を初期・中期・後期・完了期に分けて、詳しく説明していきます。
食品の固さや量の目安、中期・後期・完了期の始めるサインについても説明しているので、参考にしてください!
初期
離乳食初期はゴックン期ともいい、5〜6ヶ月が目安です。
初期の離乳食は、1日1回、授乳タイムに組み込むところから始めましょう。
炭水化物:10倍がゆ、じゃがいも、さつまいも
ビタミンやミネラル類:かぼちゃ、大根、トマト、人参、りんご、バナナ(えぐみがなく柔らかくなりやすいもの)
タンパク質:豆腐、白身魚、卵黄
なめらかになるまで、しっかりすりつぶした状態にしましょう。
ヨーグルトやポタージュのようにとろとろにしてください。
炭水化物:30〜40g
ビタミンやミネラル類:10〜15g
タンパク質:魚5〜10g 豆腐15〜25g 卵黄5〜10g
座るのが安定していない時期なので、まずは抱っこした状態で食べさせましょう。
姿勢は、授乳よりも少し起こすことを意識すると食べさせやすくていいですよ!
食べさせる時、下唇にスプーンを優しくあてて、口を開けるのを待ちます。赤ちゃんがスプーンをくわえてから、水平にゆっくり引きます。
中期
離乳食中期はモグモグ期ともいい、7〜8ヶ月が目安です。
中期に進むサインとしては、口を閉じて上手に飲み込める、食欲が増しているなどがあります。
中期の離乳食は1日2回で、午前と午後に分けて決まった時間にするようにしましょう。
少しづつ食べられるものも増えてくるので、主食・主菜・副菜を揃えてバランスよくするのがおすすめです!
炭水化物:7倍がゆ(前半)、5倍がゆ(後半)、うどん、パン、スパゲッティ
ビタミンやミネラル類:ピーマン、アスパラ、さやいんげん、ぶどう、バナナ(苦みや酸味のある食品にも挑戦)
タンパク質:脂身のある白身魚、赤身の魚(後半)、納豆、乳製品
中期前半は、絹豆腐くらいのやわらかさになるまでつぶすようにしましょう。
後半からは、食材の形が少し残る程度に粗くつぶしてください。
炭水化物:50〜80g
ビタミンやミネラル類:20〜30g
タンパク質:肉や魚は10〜15g、卵黄は1個〜、全卵は1/3個〜、乳製品は50〜70g
座ることが安定してきたら、ベビーチェアを使用しましょう。大人は赤ちゃんの正面に座り、声をかけながら食べさせます。
初期と同様に、下唇にスプーンをあてて、上唇がおりてくるのをまってからゆっくり引きます。
スプーンに興味を持つ時期なので、食べさせるスプーンと別に赤ちゃんが握る用のスプーンがあるといいですね!
後期
離乳食後期はカミカミ期ともいい、9〜11ヶ月が目安です。
後期に進むサインとしては、口をもぐもぐさせながら食べる、いろいろな食材を組み合わせた離乳食を好むなどがあります。
後期の離乳食は、朝昼夜の1日3回で、次の食事まで3〜4時間はあけるようにしましょう。
この時期になると、離乳食の回数が増え、毎食手作りするのが大変になってくるかもしれません。
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手抜きが得意な私の母は、まとめて作って、製氷皿に入れて冷凍していたそうです!
工夫しながら挑戦してくださいね。
そして、離乳食の時間を大人の食事時間に近づけられるので、赤ちゃんと一緒に楽しみながら食事することができますよ!
炭水化物:5倍がゆ、うどん、パン、ホットケーキ、春雨
ビタミンやミネラル類:ほとんどの野菜・果物(やわらかくしたもの)、海藻
タンパク質:いわしやアジなどの青魚、レバーや豚、牛などの赤身肉
※塩や砂糖、しょうゆうなどの調味料も少量であれば使用できます。
歯茎でつぶせるくらいで、バナナ程度のやわらかさに。
野菜などは5mm程度の角切りにして、慣れてきたら少しづつ大きくしていきましょう。
炭水化物:80〜90g
ビタミンやミネラル類:30〜40g (果物類は20g)
タンパク質:肉や魚は15g、全卵は1/2個〜、乳製品は80g
「自分で食べたい」という時期で、手づかみ食べが始まってきます。
食べ物を掴んで投げるだけで、食べてくれないと不安になるかもしれませんが、少しずつ上達していきますよ!
食べさせ方は初期・中期と同様の流れで行ってください。歯茎でつぶせるやわらかさの食材で、かじる練習をスタートしていきましょう。
完了期
いよいよ離乳食も終わりに近づいてきましたね。離乳食完了期はパクパク期ともいい、12〜18ヶ月が目安です。
完了期に進むサインとしては、バナナくらいの固さの食品を歯茎でつぶしながら食べる、スプーンやフォークを使って食べようとするなどがあります。
完了期の離乳食は、1日3回+間食で、食事から栄養を摂ることをメインにしていきましょう。間食はエネルギーになるものがおすすめです。
「自分で食べる食事」へと移行する時期なので、最後の離乳食を楽しんでくださいね。
炭水化物:ほとんど穀類やいも類
ビタミンやミネラル類:ほとんどの野菜や果物
タンパク質:油が多いものや添加物、塩分が多いもの以外
※バターやケチャップ、マヨネーズなどの調味料も使用できます。
まず、肉団子くらいの固さにし、歯茎で噛める程度から始めましょう。
野菜などは、1cm程度の角切りにして、少しづつスティック状や乱切りなどを取り入れてみてください。
炭水化物:軟飯90g(前半)、お茶碗1杯くらいのご飯80g(後半)
ビタミンやミネラル類:40〜50g
タンパク質:肉や魚は15〜20g、全卵1/2〜2/3個、乳製品は100g
手づかみ食べに慣れてきたら、赤ちゃん用のスプーンを使って自分で食べる練習のスタートです!
デーブルや椅子、足置きなど、食べやすいように高さを調整するようにしましょう。
離乳食の注意点
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ここまで、離乳食の進め方を各時期にわけて詳しく説明してきました。
初期〜完了期まで、離乳食を進めるうえでとくに覚えておいてほしい注意点が3つあります!
離乳食の注意点は、「成長スピードに合わせて進める」「栄養不足に注意する」「要注意食材に気をつける」です。
注意点や気をつけることが多く、大変かもしれませんが、安心して離乳食を食べてもらうためにもしっかり守るようにしましょう。
成長スピードに合わせて進める
前半でも述べていますが、赤ちゃんの成長スピードに合わせて進めるようにしましょう。
赤ちゃんの成長や発達、発育にはそれぞれ個人差があります。
目安通りにいかない場合もありますが、焦らず赤ちゃんの様子をみながら進めてくださいね!
栄養不足に注意する
栄養面でとくに注意が必要なのは、鉄やビタミンDの不足です。
母乳に不足しがちな鉄やビタミンDは、離乳食初期・中期の赤ちゃんに不足しやすいとされています。
鉄不足による「鉄欠乏性貧血」やビタミンD不足による「くる病」に注意しましょう。
大豆製品やほうれん草、赤身の肉や魚を取り入れて、栄養不足にならないように工夫してください。
気をつけることが多かったり、毎日離乳食を手作りしたり、大変な場合は市販のベビーフードを活用するのもおすすめです。
私も、Amazonや楽天市場などでまとめ買いしておいて、外食やピクニックの際など、すべてを手作りするのが大変な時は、市販のものに頼っています♪
市販のものでも、時期に合わせたベビーフードや、栄養を考えられたベビーフードなど、たくさんの種類があります。
「必ず手作り!」という呪縛から解き放される瞬間も大切だなと感じます(笑)気負わず、親が楽しく食事と向き合えると良いですね。
味千汐路のベビーフードは、自社の有機JAS認定工場で作られていて、国産素材100%、食品添加物不使用なので安心です。
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要注意食材を知る
離乳食は、食べやすくすればどんな食材でもOKというわけではありません!
成長段階の赤ちゃんには食べさせてはいけない食品や、食べさせるとき要注意な食品があります。
アレルギーや病気など、大きな影響を与える可能性があるので、十分に注意しましょう。
- はちみつ
- 生もの(刺し身、生卵)
- ぎんなん
- アレルギーに関係するもの(そば、ピーナッツ)
- 刺激の強いもの(ソース、コショウ、ニンニク、生姜、炭酸)
- 喉に詰まりやすいもの(もち、こんにゃく、いか、たこ)
- 塩分が高いもの(マヨネーズ、ケチャップ、ベーコン、干物)
- 糖分が高いもの(ジュース、生クリーム)
- 消化しにくいもの(ごぼう、きのこ類、玄米)
まとめ
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- 離乳食の進め方は、初期(5〜6ヶ月)・中期(7〜8ヶ月)・後期(9〜11ヶ月)・完了期(12〜18ヶ月)の4つの時期によって変える
- 離乳食を始める目安は、生後5〜6ヶ月
- 離乳食の注意点は、「成長スピードに合わせて進める」「栄養不足に注意する」「要注意食材に気をつける」
離乳食の進め方として、まずは赤ちゃんの成長を確認しつつ、目安である5〜6ヶ月頃からスタートしてみましょう。
初めての離乳食で進め方に不安や心配があると思いますが、焦らずゆっくり、赤ちゃんと楽しみながら進めてくださいね。
進め方の中で注意点も多く大変ですが、中期・後期・完了期と食べられる食品や食事回数が増えるので、成長を感じられますよ!
ぜひ、今回の記事を参考にしながら離乳食を始めてみてください!
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