手ぬぐいは昔からありますが、使い慣れない方も多いのではないでしょうか。
「手ぬぐい」と呼ばれ、綿で作られるようになったのは江戸時代からだそうで、一般的なサイズは長さが90cm(三尺)、幅が34~36cmの三尺手ぬぐいです。
この記事では手ぬぐいの特徴を活かして、キッチンをより快適に楽しくする使い方を紹介します。
キッチンでの手ぬぐいの使い方には「拭く」「調理に使用する」「敷く」などがあります。
私が実際に使用して、使いやすかった手ぬぐいはこちらです。国産で安心なのはもちろんのこと、白色なので、色々な場面で使えます♪
この記事を読んで手ぬぐいをキッチンでもっと身近に、楽しんで使ってみてください。
手ぬぐいは使い方次第でキッチンでも大活躍!
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手ぬぐいはキッチンでいろいろな使い方ができるとっても便利なアイテムです。
キッチンでの手ぬぐいの使い方は、拭く、調理に使用する(「濾す(こす)」「さらす」「水切り」「蒸す」など)、水切りかごの下や食器の下に敷くなどです。
それぞれの使い方について解説していきます。
拭く(ふく)
「手ぬぐい」の名前の由来は手を「拭う(ぬぐう)」こと。手ぬぐいの使い方としてまず思いつくのは名前のとおり手を拭く(ふく)、汗を拭う(ぬぐう)ことでしょう。
タオルやハンカチのような使い方が基本です。キッチンのタオルかけに手ぬぐいを使ってみましょう。
濡れてもすぐに乾くので雑菌が繁殖しにくく衛生的です。湿ったタオルが苦手な方は手ぬぐいに変えてみるのがおすすめです。
昔からの手ぬぐいは切りっぱなしで生地が重なっていないため、水分が抜けやすく乾きやすいのです。
お料理中エプロンなどの腰に引っ掛けておけば手拭き(ふき)としてすぐに使えますし、薄いので邪魔になりにくいですよ。
手ぬぐいは食器を拭く(ふく)のにも便利です。毛羽立ちしないのできれいに拭け(ふけ)ます。
濡れてきたら代えられるよう何枚か用意しておくといいでしょう。
使い終わったらサッと広げてかけておけばすぐに乾きます。薄いので収納場所もとりませんよ。
台拭き(ふき)として使ってもいいですね。食器拭き(ふき)や台拭き(ふき)用なら、三尺手ぬぐいを半分のサイズにカットすると使いやすいでしょう。
調理に使用する
調理に使う例としては、「濾す(こす)」「さらす」「水切り」「蒸す」「皮むき」などがあります。
濾す(こす)
1つ目の「濾す(こす)」は、かつおやいりこでおだしをとるとき、手ぬぐいを使って濾す(こす)と便利ですよ。
さらす
2つ目の「さらす」は、さらし玉ねぎなどを作るときに使います。スライスした玉ねぎを水にさらし、手ぬぐいで包んだら流水の下でもんで水気をしぼると辛みが抜けます。
水切り
3つ目の「水切り」は、お豆腐やヨーグルトなどの水分の多い食材の水切りに。
手ぬぐいで包んで重しをしたり、手ぬぐいをざるなどに敷いたりして食材の余分な水分を抜くのに使います。
蒸す
4つ目の「蒸す」は、蒸し器の蓋に巻いて使ったり、蒸し器に敷いて食材がくっつくのを防いだりします。
蒸し器の蓋に手ぬぐいを巻かないと、蓋についた水滴が落ちて食材を濡らし、ベチャベチャになってしまいます。
また、もち米などを蒸すときに手ぬぐいを敷いておくと蒸し器にくっつかず、手ぬぐいごと持ち上げてそのまま取り出せます。
皮むき
5つ目の「皮むき」は、じゃがいもの皮むきに。素手でむくよりもスルッとむけて、しかも熱さを緩和してくれるという優れものです!
調理道具として使うなら新しい手ぬぐいから使いはじめたいと思いますが、買ったばかりの手ぬぐいには生地にのりがついています。
のりがついた状態ではゴワゴワして吸水性も悪いので使う前にぬるま湯などにつけ優しくもんでのりを落としてから使いましょう。
さらに、使い始めたばかりの手ぬぐいは染料がしみ出て色移りすることがあるので、ほかのものと一緒に洗うのはさけましょう。
何度か洗うと余分な染料が落ちます。色落ちが落ちついてきたらほかのものと一緒に洗ってもOK。
手ぬぐいは使い込むほどに柔らかくなり、味が出て使いやすくなりますよ。
敷く
洗い物のときに水切りかごの下に手ぬぐいを敷いておくと水が飛び散るのを防ぎ、まわりが濡れません。
食器棚に手ぬぐいを敷いて滑り止めのマット代わりに。色柄を変えてときどき交換してあげると衛生的ですし、簡単な模様替えにもなって気持ちもスッキリします。
目隠しやほこり防止
台所が小物でごちゃごちゃしているとき、さっと手ぬぐいをかけて目隠しにできます。かごや小物入れにかぶせておけばホコリがかぶるのも防いでくれますよ。
のれんやカフェカーテンのように棚などの目隠しとして使っても。お好みの柄の手ぬぐいなら台所もお気に入りスペースにできますよ。
ぜひ、キッチンの片付けや収納に手ぬぐいを取り入れてみてくださいね。
その他の活用法
キッチンでお料理をするときに身に着けたり、お弁当やペットボトルを包んだり、カトラリーケースとして使ったりすることもできます。
キッチンでの様々な活用法を紹介しましたが、手ぬぐいはキッチン以外でも、洗顔の際に使用したり、プレゼントを手ぬぐいで包んで贈ったりと、汎用性が高いのが特徴です。
私が実際に使用して、使いやすかった手ぬぐいはこちらです。
手ぬぐいの使い方として頭や首元に巻く方法
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手ぬぐいには頭や首元に巻く、かぶるといった身に着けて使う使い方もあります。
例えばお祭りのときのねじりはちまきや、野良作業の日よけ、剣道の面下などには昔から手ぬぐいが使われました。
手ぬぐいは身に着けるときねじったり、巻き付けたりと使い方によって自在にあつかえる優れもの。
ここではキッチンや食事のときに便利な手ぬぐいの使い方を紹介します。
頭
手ぬぐいは三角巾やバンダナ代わりに巻いて髪をまとめるのに使えます。好みの柄や結び方をアレンジすればとってもおしゃれですね。
手ぬぐいで頭を覆うようにかぶるのも汗や髪が落ちるのを防いで衛生的です。バーベキューなど屋外での調理には日よけ効果もありますよ。
巻いたりかぶったりして、手ぬぐいを上手に使ってみてくださいね。
首元
手ぬぐいに保冷剤を包んで首に巻いて暑さ対策に。汗も吸ってくれますし乾きも早いので、夏場のキッチンにはありがたいアイテムです。
寒い冬はストールやマフラー代わりに手ぬぐいを首に巻いて保温に。手ぬぐいなら厚みがないので調理の邪魔になりません。
首にかけたとき、手ぬぐいをたらしたままだと調理中食材に触れて不衛生だったり、引火の危険もあったりします。
端までしっかり巻き付けるなどして気を付けて使いましょう。
食事のときに
おしぼりとしてメニューに合わせて和柄やモダン柄など選んでみましょう。
エプロン代わりにして、洋服が汚れるのを防ぐのにも手ぬぐいはちょうどいいサイズですよ。
赤ちゃんお口拭きやスタイにして使うのも。手ぬぐいは素材が木綿なのでお子さんのお肌にも安心です。
ベビースタイは形がシンプルなので手作りしやすいかなと思います。
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娘が赤ちゃんのとき母が手ぬぐいで作ったスタイをプレゼントしてくれました。
使いやすくてかわいかったですよ!
お鍋の季節には、たたんだ手ぬぐいを鍋つかみや鍋敷きとして使いそのまま食卓へ出せます。
いろいろ使えて便利な手ぬぐいは食卓にも役立つアイテムですね。
手ぬぐいは使い方次第でおしゃれになる!
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手ぬぐいはおもてなしやお出かけのときに使う使い方があり、贈りものとしても重宝します。
使い方次第で手ぬぐいは食卓やインテリアとしておもてなしの場に華を添えたり、ラッピングしたりと大活躍します。
また、手ぬぐいそのものをプレゼントとして贈るのもステキですよ。
ここでは手ぬぐいをおしゃれに使う使い方を紹介します。
おもてなし
色や柄が豊富な手ぬぐいは食卓に使うとおしゃれです。おもてなしのときテーブルクロスやランチョンマットとして手ぬぐいを使いテーブルを華やかにしましょう。
手ぬぐいをたたんでカトラリーケースにしたりやナプキンとしてお出ししたりもできます。メニューに合わせて色や柄を選ぶとより楽しいですよ。
手ぬぐいはタペストリーのように壁にかけてお部屋のインテリアに。手ぬぐいの色柄で季節感を出すのもステキですよ。
お土産やプレゼントを風呂敷代わりに手ぬぐいで包んで贈るのもおしゃれです。
ラッピングとして使い終わったあとも手ぬぐいとして使えます。贈る相手の好みの柄でラッピングしてあげたいですね。
お出かけ
手ぬぐいでお弁当包み。三尺手ぬぐいは半分に折ると包みやすいサイズになります。
百円ショップの手ぬぐいはポップでかわいい柄が多いですし、お手頃な価格なのでお子さんのお弁当包みにちょうどいいでしょう。
冷やしたペットボトルを手ぬぐいで包むと水滴を吸ってくれます。バッグに入れても濡れませんし、取っ手のように結ぶと持ち運びにも便利です。
かごバッグなど目隠しや、リボンのように飾って結んでもかわいいですよ。
お気に入りの手ぬぐいを、お出かけのときにぜひ使ってみてください。
贈りもの
手ぬぐいは色柄豊富、使い勝手もよいのでプレゼントするのもいいですね。よく使うお店のお年賀や会社のご挨拶で手ぬぐいやタオルをもらったことはありませんか?
江戸時代に歌舞伎役者が手ぬぐいをごひいきのお客さんに配ったのがはじまりといわれ、感謝の気持ちを表す贈りものでした。
また、自分の家紋やトレードマークを染めた手ぬぐいを贈ったことから、手ぬぐいは歌舞伎役者の名刺の役割も果たしていました。
いまでもお店や会社の名称やロゴを入れた手ぬぐいやタオルをお年賀やご挨拶に配るのは、このような日本特有の慣習によるものです。
ただし、手ぬぐいは手巾(てぎれ)ともいい、語呂から「縁切り」の意味にもなるため、相手によっては贈るのを控えた方がよいかもしれません。
手ぬぐいは日本らしさがあり、かさばらないので海外の方へのお土産としても喜ばれるでしょう。
プレゼントするときは贈る人のことを考えて、ステキな色柄の手ぬぐいを選びたいですね。
まとめ
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- キッチンで手ぬぐいは「拭く」「調理する」「敷く」の3つの使い方がある
- 調理のときに手ぬぐいを頭や首元に身に着ける使い方もできる
- 手ぬぐいはおもてなしやお出かけ、贈りものとしても重宝する
手ぬぐいは昔から日本にあるものですが、普段使わない方も多いでしょう。
手ぬぐいは薄く乾きやすい特徴から衛生的です。
キッチンでは手を拭く(ふく)ほか調理や目隠しといった使い方があります。
キッチン以外にも、手ぬぐいは身に着けたり、おもてなしに華を添えたりしてくれます。
手ぬぐいはお出かけに便利なアイテムとしての使い方や贈りものにもできます。
また、最近では日常使いできる色柄の手ぬぐいがあり、専門店だけでなく百円ショップでも手に入るので、より身近なものになりました。
シンプルな作りで使い方もアレンジでき、日本らしさもある手ぬぐいをぜひ使ってみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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